平成28年度 第2回家庭教育学級講座報告

平成28年7月15日(金)吾妻中学校体育館において、第2回家庭学級講座「親子で聴く講演会」が開催されました。日本ほめる達人協会から、松本秀男先生をお招きし、吾妻中学校の全学年生徒と、家庭教育指導員の谷上先生、家庭教育委員8名を含む、約80名の保護者が参加しました。
まず、古澤校長先生の挨拶で始まり、歌手の『さだまさし』さんの「精霊流し」を歌われました。
その曲の題名を知っている生徒は少数でしたが、『さだまさし』を知っている生徒は沢山いました。
「今日、講演をしてくださる講師の先生は、以前に『さだまさし』さんのマネージャーをされていたそうです。」と校長先生が言うと、生徒たちから、大きな歓声があがりました。
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いよいよ、松本秀男先生の講演が始まりました。
松本先生が、「講演会の内容に入る前に、まず、周りの人と握手をしてください。」と言うと、生徒も保護者も少し照れながら、周りの人と楽しそうに握手をしました。生徒にとって、毎日会うお友達と握手をすることは新鮮であり、保護者にとってはご挨拶となったため、一瞬にして体育館が和んだ雰囲気になりました。
次に、「集中力のテストをします。」と松本先生が話され、スクリーンに映し出された映像を、生徒も保護者も真剣に見ていましたが、映像の中に、黒いゴリラが見えた人と、見えなかった人に分かれました。
同じものを見ても、人によって見え方が違うということを実感しました。
そして、「今日から黒いゴリラが見えるようになりましょう!」と言って、本題に入られました。
まず、ほめ達がお伝えしたい「ほめる」ということについてお話しされました。
「ほめる」とは、「人」「モノ」「おきる出来事」の価値を発見して伝えること。「ほめる」と、「ほめ脳」に変わり、「脳力」があがり、良いこと尽くしだそうです。
驚くほど成長し続ける人の共通点については、「物事を知っているかどうかではなく、今自分が出来ているかどうか。」「自分に直接関係するかどうかではなく、何事も自分に置き換えて考えてみる。」
そうすると、思ってもみなかった、コロタマ(コロンブスの卵)が転がっているそうです。
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「ほめ達!」検定体験版として、自分がほめてもらいたい言葉を出来るだけ多く書き出しました。
一番多く書いた生徒は9年生で、40個も書いていて、松本先生もとても感心されていました。
その中の3つぐらいを、すぐに使えるように覚えておくことがポイントだそうです。
次に、ほめ達になれる口ぐせとして、3S+1「すごい!さすが!すばらしい!」と、「そうくるか!惜しい!」を教えて頂きました。確かに、とても簡単に使えて、誰が言われても嬉しい言葉だと思いました。
「ほめる」とは、減点法ではなく、加点法で物事を見ること。そうすると、今まで見えていなかったことが見えて、ほめることが出来るようになり、自分も、周りの人達も、幸せになれることに気づきました。身近で、すぐに実践したくなる内容のお話だったため、あっという間に1時間が過ぎました。
松本先生は、吾妻中の生徒が熱心に講演を聴き、メモをとる姿に、大変感心されていました。
保護者の皆さまも、親子で一緒に講演を聴けたことをとても喜んでくださいました。
夏休み前に、親子で聴ける講演会を開催することができ、とても良かったと思いました。
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次回第3回家庭教育学級講座は、9月21日(水)吾妻交流センターにて「苔玉づくりの会」?お部屋に涼しげな手作りの苔玉を?です。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。