7月8日(火)食育講座『アフリカの食文化に触れよう』を吾妻交流センターで開催しました。講師はNGOアフリカ理解プロジェクトメンバーで、コートジボワールに滞在経験のある、飛田八千代先生。現在は、アフリカ料理研究家として活躍されています。
参加者は家教委員を含め21名。以下、プログラムの進行に沿って、講座の様子をご報告致します。
★アフリカ風ビーズストラップ作成★
アフリカの国旗は、とてもカラフル。そんな国旗や国名が身近になればと企画しました。
54ヵ国の中から好きな国旗を各自選んでいただき、その色合いのビーズをチョイス。ビーズ材料は、西アフリカでは19世紀中頃までお金として使われていたというタカラ貝をメインに、トンボ玉、ウッドビーズ、その他アフリカ国旗色のビーズを準備しました。それぞれのデザインで、素敵なストラップが40分程で完成。さっそくバッグや携帯につける方がいらっしゃいました。
★アフリカ料理試食★
下記メニューを、皆様に召し上がっていただきました。ご飯だけ当日会場で準備しましたが、あとのメニューは、すべて先生がご自宅で調理され、会場まで運んでくださいました。
家庭でも作ることができるようにと飛田先生が作成された料理レシピを配布しました。
<メニュー>
☆ビサップ(ハイビスカスティー)…西アフリカ広域の飲み物
赤ワイン色で、とても飲みやすく、お食事にもぴったりでした。
☆プーレヤッサ(鶏肉のレモンシチュー)…セネガル料理
今の季節にピッタリのメニュー、爽やかなレモン味が大好評でした。
☆ターメイヤ(そら豆のコロッケ)…エジプト料理
中身は鮮やかなグリーン、トマトソースやチリソースでいただきました。
☆フーフー(キャッサバ芋のお餅)…ガーナ料理
今回は、先生がアフリカで手に入れられたフーフーの素を練ったものを蒸して作ってくださいました。
先生が作られたトマトソースを添えて、召し上がっていただきました。
☆ご飯
プーレヤッサに合うとのことでタイ米を準備しました。
★スライドショー★
アフリカ料理をいただきながら、飛田先生がニジェール、ガーナ、コートジボワール、ベナンなどで取材された写真をプロジェクターで見せていただきました。ライフラインが整っていない中、重労働である水汲みは、女性が担う欠かせない仕事であること。ひょうたんを加工したものが、生活用品として水や食材を入れるボールやお鍋、ひしゃくとして使われていること。装飾を施したひょうたんは、お嫁入り道具として重宝されていること。その他、冷蔵庫がないため魚や肉などは燻製にして保存をしていること、現地のお店や、人々の暮らしの様子など、紹介していただきました。
また、サッカーW杯でコートジボワールのサポーターが応援で使っていたひょうたんの鳴物の実物も見せていただきました。
★感想タイム★
参加者皆様から、作成されたビーズを披露していただき、講座への感想を述べていただきました。
「子どもを抱えながら仕事をするアフリカ女性のたくましさに元気をもらいました。今後もアフリカ女性に注目していきます。」
「異文化に触れながら楽しい時間でした。」
「作成したビーズを見ると今日の楽しい時間がよみがえると思います。」
「お料理が想像していたものより食べやすく、とても美味しく、レシピを参考に家庭で作ってみます。」
などなど、企画側には大変有難いお言葉をたくさん聞かせていただきました。
◆社会教育指導員 谷上智子先生より
「今回の講座で体験したことを家庭に持ち帰り、子供とアフリカの話題を取り上げたりすると、この講座の価値がより高いものになります。」とのお話でした。
◆講師 飛田八千代先生より
「今まで何回か実施したワークショップの中でも、今回は盛りだくさんでハードルの高い講座内容でしたが、やりきる事が出来て、今後の活動の参考になる良い機会となりました。ぜひ今日のレシピをお子さんと一緒に作ってみてください。」とのお話でした。
以上、第2回家庭教育学級講座のご報告でした。
最後に、限られた講座時間の中での盛りだくさんの内容でしたが、参加者皆様のご協力により、時間通りに終了することができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。何よりも飛田先生のおかげで、アフリカに触れられた、大変内容の濃い、楽しい家庭教育学級講座となりましたこと、心より感謝申し上げます。(家庭教育委員会一同)
※写真撮影及び掲載に関しては参加者全員の許可をいただきました。
【今後の家庭教育学級講座のご案内】
残すところあと2回となりました。後日、あらためて各回講座の詳細をご案内致します。
皆様のご参加をお待ちしております。